気づけばイギリス・ブリストルに引っ越しましたという報告をしてから2年ほどが経った。
話は急だが今年の春頃、レイオフに遭い初めての転職活動をイギリスですることになった。
そして9月下旬にfrescoというダブリンにあるスタートアップに入社した。最初の1ヶ月くらいはイギリスとアイルランドを行ったり来たりしていたがやっと生活が落ち着いてきたところだ。
frescoはスマートキッチン領域で事業を展開しているダブリン発のスタートアップだ。 メンバーはアイルランドとスペインに半分ずつくらい、まだまだ小さな組織でだいたいみんなリモートで働いている。
働き始めて1ヶ月くらいだけど、自分が影響を与えられる範囲の広さを感じるし、自分で動けば動くだけ仕事がある、スタートアップならではなのかもしれない。
入社の決め手になったのは、クックパッドでまだまだやり足りなかった料理の領域で、キッチン機器を中心に体験を提供していることにワクワクしたからだ。 レシピを閲覧したりするだけではなく、リアルなキッチンと直接つながっているアプリをつくることがとても楽しそうに思えた。
加えて移住とビザのサポートもあるということで、働かせてもらうことにした。外国人としてはこれがイチバン大事。
正直レイオフの傷が癒えている感じはまだせず、今でも毎朝Slackにログインするたびにちょっとドキドキしている。
ただ同時にいつクビになったとしても、次の職に困らないように普段から仕事の中でも自分の成長を大事にしようと思うようになった。
若いうちにこの経験ができたことをよかったと思えるように、これから頑張っていくだけである。
いつ日本に帰るかはまだわからない。この会社を最後に日本に帰るかもしれないし、またこっちで転職しているかもしれない。 正直最近は数ヶ月後のことを考えるのもやめた。今できることを楽しんでやるだけだ。
今回のレイオフをきっかけに日本に帰らなかったことにあまり論理的な理由は持っておらず、なんとなくまだやり足りない、未知の場所で挑戦したいみたいなふんわりとした理由と、理由がふんわりしているにしては不思議なくらいの頑固さによるものだ。
レイオフ時のあれこれや転職活動の大苦戦、移住の苦労についてはまた別の機会にブログにしようと思うが、まずは明るい話からということで今回は就職についてのブログにしてみた。