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Voyagerというキーボードを買った

転職に際してHome setup feeというのが少し出たのでキーボードを購入した。
大学生の頃からずっとHHKBを愛用してきたけど今回は分割キーボードが欲しかったので少し冒険をしてみた。  

分割キーボードが欲しくなったきっかけは最近アームレストのあるデスクチェアを使い始めて、腕の延長線上でそのままタイピングできるようにしてみたかったから。

arm and keyboard

HHKBを使っているとどうしても背中が丸まりがちで猫背も気になっていたので、胸を開いてタイピングできたらいいなと思っていた。よく分割キーボードを買う理由として聞く手首の痛みにはまだ悩んでいなかった。

買ったもの

今回悩みに悩んで購入したのはZSAのVoyagerというもの。携帯性に優れているのが売りの分割キーボードなんだけど、別に携帯性を重視していたわけではなく、いろんなキーボードのレビュー動画をみるなかで、その洗練された見た目と高級感に惹かれたのが決め手だった。HHKBを長く愛用できたのもその見た目とシンプルさのおかげだったと思っている。

new setup

あとは何も考えずHHKBを使ってきたキーボード初心者なのでキーマップの編集やインストールが簡単にできそうなソフトウェア面でのサポートが充実していそうだったのもプラスだった。

購入方法

ZSAの公式のウェブサイトから購入したんだけど、アメリカの会社なのでアメリカとカナダ以外に配送する際にはImport feeがかかると記載されていた。 自分はアイルランドに住んでいるので付加価値税(VAT)ぶんの€75.47と、あとはよくわからない€14.5のDuty Tax Processingのあわせて€89.97の請求が配達業者のDHLからメールで届いた。

dhl fee

オンラインでパッと払えたので便利ではあったけど、商品の値段$365とあわせて€425、日本円にして69,000円ほど。いくら自分への転職祝いで、新しい会社から出る手当でまかなうとはいえ高すぎる。購入の確定ボタンをクリックするまでに数日かかった。

値段以外にも悩ませられたのは、2色から選べるカラーリングだった。最初は白がいいなと思っていたんだけど、購入ボタンを押した後に気が変わってメールで問い合わせをして黒に変更してもらった。長く使いたいのでより飽きが来なそうで汚れとかも目立ちづらそうな点が決め手。白いVoyagerはものすごく好きな見た目なんだけど、この感情が一過性のものである可能性を感じてしまった。

ちなみにその他のオプションはどうせ配列はいじるだろうと思って無刻印にしたのと、キースイッチはYouTubeで聞き比べて一番好みだった茶色にした。

台湾からの発送で、発送まで1週間、 発送後は2-3日くらいで配達された。

いまのところ、大苦戦中

このブログは受け取った翌日に練習も兼ねて書いているんだけど、とんでもなく時間がかかっている。このままで新しい会社で働き始めたら即クビになるレベル。

見た目は思っていた通りかっこよく、悩んで黒にしたけど後悔はしていない。

まずは慣れ親しんだHHKBに寄せた感じの配列にして少しずついじっていっている。キーボードが離れちゃっているので、今までずっと左手でタイピングするべきだったのに右手でしてしまっていたキーとかを間違い続けている。

最も苦戦しているのはOrtholinearと呼ばれるレイアウトへの適応だと思う。日本語では格子状配列と呼ばれているよう。
追記: Ortholinearは縦にも横にも整列されたレイアウトでVoyagerは横はズレているので違うぽかった。Column-Staggeredが正しそう。

Ortholinear

HHKB

この地味な違いがここまで大きく影響してくるとは思わなかった。他のわかりやすい違いは意識してなんとかなるけどこの地味な違いは感覚的なものなのでだいぶ練習が必要そう。

Macアプリでも提供されているKeymappがタイプしているキーをリアルタイムでハイライトしてくれてかなり便利。

Keymapp

特にメイン以外のレイヤーはこれがないと何もわからなくなるので、とうぶんはこいつを画面に常駐させておくつもり。
わりと挫けそうだが諦めるという選択肢はない。諦めるには値段が高すぎる。

はやくマスターしてこのブログもスラスラ書けるようになりたい。いずれ落ち着いたらキーマップも紹介したいと思う。