本当にエンジニアになりたいんだっけ?

つい最近、志望していた何社かに21卒ソフトウェアエンジニアとしての内定をいただいたので一旦積極的な就職活動が終わりました。
そのなかで思ったこと感じたことを雑に書き残しておこうと思います。

君はフランス語の専攻みたいだけどどうしてプログラミングを始めたの?

毎回この質問をいただきました。
わたしは大学何年生だったか忘れたけれど、突然つくりたいアプリを思いついて、そのために必要だと知ってプログラミングをはじめました。

当時はまさか自分がそのあとソフトウェアエンジニアとして就職するなんてちっとも考えていなかったと思います。

ただただつくってみたいものがあって、それを実現するためにやらなくちゃいけない作業としてとらえていました。プログラムを書いて少しずつ実現したかったものが形になっていくことにめちゃくちゃ興奮しました。大学の授業中も多分眠っているときも四六時中そのつくろうとしているアプリのことを考えていました。

この機能はいったいぜんたいどうやってつくればいいんだ?
データベースってなんだ?サーバーってなんだ? コンピュータってそもそもなに?

ほんとうに何もわからなかったのでとにかく必死でした。満員電車でもスタンディングでXcodeのビルドをかましていました。今思うと大変なご迷惑。申し訳ありませんでした。

そうしてなんとかリリースしたのが ニシキゴイ - 俳句と写真のSNSでした。 変数に日本語のローマ字打ちがあるくらい酷いコードではあったけど、なんとかAppleの審査に通り世に出すことができました。

大学の友達も使ってくれた。昔からの友だちもインストールしてみたよとか言ってきてくれた。ほんとうに嬉しかったです。自分がググってググってつくったあのアプリがみんなのiPhoneに入って動いてるんだ!って。

そして1ヶ月くらいするとアプリの様子も変わってきます。友人の誼みで使ってくれていた人たちも流石にアプリには戻ってこなくなってきたころ、自分とは直接関わりのない人たちが使い始めてくれました。 Analyticsをみると日本中いろいろなところで使われているのがわかりました。行ったこともない土地に住んでいる会ったこともない人たちが自分のアプリを使ってくれていることに、これまでの人生では感じたことのない興奮を感じました。このころから本格的にアプリ開発にのめりこんでいきました。

10個弱くらい個人でアプリを出した後、スタートアップにお誘いいただきiOSエンジニアとして働き始めました。
長期休暇にはベンチャーで短期インターンをさせてもらったりもしました。

そうこうしているうちにいつの間にか就活をする時期になりソフトウェアエンジニアとしての就活をはじめました。

…という話を就活の面接で毎回のようにお話ししました。
ここではっきりしているのは自分は技術が好きでアプリ開発を始めたわけではなくて、アプリをつくりたくて仕方なく技術の勉強をした人間であったということです。

私は技術の習得のために技術を学ぶことは多分できません。ただ、つくりたいサービスや実現したい機能のためならがんばれます。このことは毎回正直にお伝えしました。

5年後どんなエンジニアになっていたい?

これも就活あるあるの質問だと思います。毎回困りました。わたしは本当に5年後もエンジニアをしていたいのだろうか?
いろいろ考えた挙句、わたしは正直エンジニアでなくても何かを楽しくつくっていられればそれでいいと思ってしまいました。
自分は別にプログラミングやアプリ開発自体が好きなのではなく、なにかをつくっているその過程が楽しくてしかたないのだと気づくことができました。

そう考えるとこれまでの自分の行動にもある程度筋が通ってくるなと思います。
高校のときクラスパーカつくったり、美術系の大学に行きかけたり、大学に入って突然アプリ開発を始めたり、YouTubeチャンネルを始めたり。 アプリ開発でどうやったらユーザー数を増やせるだろうかと頭をひねるのも楽しくてしかたないけど、 YouTubeでどうやったらチャンネルが伸びるのかを考えて動画をつくるのも楽しくてしかたがない。

別にユーザー数が伸びるとかチャンネル登録者数が伸びるとかは極論どうでもいいんです。ただそれを本気で実現しようとしてトライするその時間が楽しいのだと理解しています。

就活について

TwitterとかをみているとTHE 強者の論みたいなツイートも多くてエンジニアとしての自分に自信を失くしそうにもなるけれど、自分には自分の好きなこと夢中になれることがあってそれは人それぞれでありあまり比べるものではないなと思いました。
これまであまりハッキリとしなかった自分の軸みたいなものを意識できるようになった就活でした。良い就活でした。

来春から働く会社でもその共感できたミッションの達成のために自分らしく頑張ろうと思います。